小学校へきゅう太が来年から小学生になる秋に受け入れてくれる小学校のことを考えました。 まずはパソコンを駆使して情報を検索。 隣の区のM小学校が何年か前に文部科学省が指定したモデル校だったことを知りました。 こんなに近くの小学校なのに、こういう取組みがされていたなんて 全然知らなかったのでちょっとびっくりでした。 車で10分程度の距離だったので、後日、学校の場所を確認しながら もし、運がよければ手紙だけでも校長先生に渡して、話を聞いてもらう機会をもってもらおう。 と思い、きゅう太の検査の結果やサポートプログラムに通っている事など 現状を書いた手紙を持って放課後のM小学校に行ってみました。 職員室から出てきたのは教頭先生でした。 いきさつをお話して手紙を渡したところ、 校長先生がすぐに話を聞いてくれるということで 校長室に案内されました。 校長先生は優しい方でした。 とっても庶民的な人で、私たちも緊張せずにお話が出来た事を 覚えています。 この校長先生は竹田先生を初めとした専門家の先生とも交流があるらしく、 モデル校を外れた現在でも「先生を呼んで研修会を受けさせないと・・・」 なんておっしゃられるほど理解がある先生でした。 一般的に 学区外のある親が引越しも予定していなし、学区の小学校にも行っていない状態で この小学校はどうやろ~ってさぐり来た両親に 「うちの学校はいいですよ。ぜひいらっしゃい」 なんて言うはずありませんよね。 公立の小学校なんですから。 小学校はどこに住んでも平等な教育が受けられるのが前提。 でもやはり校長にかかっていると思っていました。 校長先生が 「この地域はとても素敵です。昔ながらのものがたくさん残っています。 隣の学校は半分が私立の中学へ進むなか、去年、私立へ行ったのは一人だけでした。 高学年になっても、受験するムードでいっぱいになるということもありません。 この地域の中学に行きたいと思っている子が多いんです。 それを、勉強が出来ない学校と言われるかもしれませんが(笑) 商店街の中を通学する子に「暑いやろ~飲んでいき~」と麦茶を出してくれる店主がいたり 電車の高架下で椅子を出して涼みながら子供の登下校を 声をかけながら見守ってくれる年寄りもいます。 青年会や自治会があってお祭りも盛んです。こんな地域なかなかないですよ。 私はここが古里に似ていて大好きなんです。」 校長先生が地域のいいところをいっぱい並べてくれました。 「学校は先生が変わって行くけれど、地域は変わらないんです。 お父さんもおじいちゃんもみんなこの地に住んでいて この小学校、この中学を卒業している。 だから、ぼくも私も、ここにいる。 こんな都会にありながら昔を今に残している地域は他には無いですよ。」 そして、 「引越ししてこの地域にいらっしゃい。」 暖かい言葉でした。 ここに、きゅう太を受け入れてもらいたい。そう感じました。 その後、地元の小学校の校長先生にも会いましたがやはり M小学校の校長先生にほれてこの小学校ならと思い入学させることに決めました。 小学校はもちろん学区があるわけできゅう太一家は きゅう太が生まれた年に新築で買ったマンションを賃貸に出し、借りてらえるかも未定でしたが M小学校区限定で、賃貸マンションの1階限定で探し見事年内に引越し完了させました。 きゅう太は翌年の春無事にM小学校入学しました。 しかしながらあれほどほれ込んだ校長先生は転勤に。。。 波乱万丈ってこんなことを言うのかしら。 でも、校長先生には今でも感謝しています。 この場を借りて 「先生に背中を押していただいて、今のきゅう太があります。 楽しく学校へ通っています。ありがとうございました。」 ジャンル別一覧
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